「カリスマ営業マン」というテーマ。そこで今回は、横同格と仕事の成功に焦点を当ててみましょう。キーワードとなるのは「ケチ」。
竹下さんの誕生日から定められた先天的な特性を示しているのが、本命一白水性・月命八白土星。昭和29年生まれの一・八の星は、物事を押し進める底力をベースに、豊かな感情の波も合わせ持ちます。
言いかえれば、力強いパワーにきめこまやかな配慮がプラスされているのです。営業マンという仕事にはうってつけの才能と言えます。 そこへ横同格の持つ言葉の巧みさが加われば、それは強力な武器となります。相手への説得力が増幅するからです。
たとえば、たまたま通りかかっただけのケーキ屋で手みやげを買い、お客さま宅を訪問したなら・・・。彼のような横同格な人は、どんな味かなんてぜんぜん知らなくても、こんなセリフが口から堂々と出てくるのです。「このケーキ、ものすごく美味しいんですよ!ぜひ召し上がってください」
二度訪問して商談がまとまらなければ、普通の営業マンはそこであきらめてしまうかもしれません。しかし彼なら、おそらく3度、4度とあきらめずにコンタクトを重ね、相手の心を少しずつ掴んで、やがて契約まで取り付けてしまうことでしょう。
そんなふうに言葉を尽くすことと、こまめに足を運び身体を動かす手間を、彼は決して惜しまないはず。なぜなら、それらはお金のかからない尽力だからです。
ケチという、横同格の欲から生じる思考が、瞬時に彼の頭の中で働きます。少しばかり狡猾なソロバンをはじき、この商談に勝機があるかもしっかり計っているのです。
このケチ思考こそが、実は意外にも、手間ひまを惜しまない地道な努力、そしてかゆいところに手の届くような相手への気遣いを生み出します。その積み重ねがお客さまとの信頼を勝ち取り、素晴しい営業成績となって実を結ぶのです。
そして、もう一つ。カリスマ営業マンとして成功するのに欠かせない大切な要素があります。それは「品性」。
彼の中に宿っている品性がキラリと光を放つ時、笑顔できびきびと振る舞う彼自身の姿もまた、いきいきと輝きます。それが横同格な人の発する強力なエネルギーに心地よい雰囲気をまとわせ、相手を魅了する存在感へと転化してくれるのです 。
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