そのパワーたるや恐るべし！ です。親しい友人からは、「必殺仕事人、取り寄せの嶺子」と呼ばれていて、全国あちこちの気に入ったお店や行ってみたいお店、取り寄せたいものなどの情報をすべて書き留めた「おいしいもの手帳」なる彼女特製の虎の巻をいつも携帯。

「安くてたくさんあるよりも、すこーしだけでもおいしいものを食べたい！」と言う彼女。贅沢などしようとはこれっぽちも思わないのだけれど、おいしいものへの出費は惜しみません。エンゲル係数はかなり高いはず。家計の収入と支出のバランスがちょっと気になるところです。

寺原嶺子さん（仮名）は、昭和３９年１１月１１日生まれ、現在数え年４０才、夫と息子家族３人の専業主婦です。

生年月日から定められている生まれ星（気学）を確認しておきましょう。本命九紫火星・月命五黄土星、略して九・五の星です。

今回のテーマとなっている横同格に注目してください。本体の人格２７画と外格９画は、基本数（※）同士が同じ９となる横同格です。
※基本数とは、すべての数字を１から９までの単数に集約したもの。９は基本数９、２７は2＋７で基本数９。

２７と９という数はどちらも知性の意を含んでいます。この女性はきっと、自分の判断や直感、見識にかなりの自信と確信を持っていることでしょう。この方の持つ横同格の場合、最も顕著な特徴は、そのパワフルな実行力にギュッと集約されているようです。

「これお願い」「あれやって」と人から頼られたなら、決してイヤとは言わず、損得抜きで懸命に応えてくれるはずです。その尽力に対して、恩恵にあずかった側の人は、「さすが！」「すばらしい！」と、彼女の見識の高さや選択眼の確かさを特別な才覚として、しっかり褒めたたえてあげましょう。それが本人にとって最も効果的で嬉しい返礼となるはずです。

なぜなら、このタイプの横同格な人は、自分の中の誇りをきちんと認めて評価されることで、それまでの苦労や努力がすべて報われてしまい、最上の喜びを感じることができるからなのです。

逆に、自分なりの工夫やこだわり、働きに対して正当な評価が得られなかった場合には、おおいに立腹してヘソを曲げてしまいます。ましてや「それは違うんじゃない」などと、ちょっとでも反する意見を言われると気分は一転、喜びや快感が真反対の怒りや不満へとガラリすりかわってしまうのです。

自信満々なエネルギーがたっぷりと満ちているだけに、自分の考えに対して異論や否定を挟まれるのはとても我慢ならないでしょう。横同格の感情の流れの本流は直線的でシンプル。ゴウゴウと勢いよく流れている分、少しでもせき止められようものなら、あっという間に決壊して溢れ出てしまうのです。